Burekとはどんな食べ物?
Burek(ブレック)とは、セルビアを代表する国民食の一つです。至る所にあります。
朝食に限らず昼も夜も好んで食べられるのですが、やはり朝食の時間帯が一番混んでいます。
朝は出勤する前のビジネスマンや、警察官達も店にやってきて食べています。人気店であれば並ぶのこともあります。
並ぶといっても数分程度です。ショーケースに様々なBurekが並んでいるので、注文して店員さんに切ってもらって、後はお皿に盛り付けて頂きお金を払って終わりです。
値段も大体、250〜350ディナールほど。(日本円で300円)
※ディナールは日本円を殆ど単位は同じです。
一番混雑する時間帯でなければ、店内で食べることも可能です。
私はいつも店内で食べます。
Burekはパイ生地の中に、肉(ポーク・ビーフ・チキン)やスピナチ(ホウレン草)など様々なモノが入っています。他にもピザタイプのモノがあったり、ヨーグルトを掛けて食べる甘い系のモノまであります。
ピザBurek
Burekはパン屋さん的な位置付けになりそうですが、私の感覚からするとどちらかと言えば「パン屋さんと喫茶店を足して割った」ような感じです。
何故ならばBurek屋ではBurekしか置いていません。きちんと他にパン屋さんがあります。ただ、パン屋さんにもBurekが置いてある店は沢山ありあます。そういったお店では店内で食べる場所はなく、基本持ち帰りという感じがします。
そして大抵のお店では店内で食べられるようになっています。
飲むヨーグルトも定番?
そして、殆どのセルビア人がBurekと一緒に注文するのが、写真に写っている「飲むヨーグルト」です。
日本でも飲むヨーグルトは有名ですが、外食先で置いてあるレストランはあまりないと思います。
この飲むヨーグトルトの味はどちらかというとプレーンタイプの味です。
甘くありません。
チキンとスピナチ
その為、肉類のBurekと一緒に食べるとちょうど良い味わいになります。飲むヨーグルトはいくつか種類があるのですが、正直どれも大差ないというのが私の本音です。製造元のメーカーが違うくらいです。
注文方法は?英語は通じるの?
ショーケースに入ったBurek
注文方法も簡単です。
単純に自分の番が来たら店員さんに食べたいモノを注文するだけです。英語で書かれている店もありますし、もしわからなければ「どれがチキンでどれがビーフで」という具合に教えてくれます。
セルビアでは比較的若い人は英語が話せるのですが、歳が上になるにつれ話せない人が多いです。
ただそこは日本と同じで、店などでは英語が通じなくてもなんとかなります。
私の知っている限りBurek屋さんで英語が通じなかったことは経験上ありません。なので、行かれた際は躊躇することなくBurek屋さんに入ってみて下さい。
私のオススメの食べ方は「肉類Burekとスピナチ」若しくは「チキンとビーフ」といった2種類混ぜてお皿に載せてもらう食べ方です。
ビーフとスピナチ
ベオグラードでオススメのBurek屋さん "Sarajevo"
首都ベオグラードで有名なお店と言えばここです。
セルビア人の友人も絶賛する人気店になります。店内は4席程食べられるスペースがあります。
見た目は縦上に長いBurek。
ノビィ・サドでオススメのBurek屋さん "Koliba"
ノビィ・サドで有名なお店ならこちらです。
お店もとても広く、店内で食べられる座席が1階と2階にあります。
こちらもセルビア人の友人とよく行くお店です。こちらは渦巻きタイプのBurekになります。
如何でしたか?
Burekはセルビアの国民食になる朝食料理です。値段も手頃な上、本当に美味しいです。
飲むヨーグルトと一緒に食べるという、日本ではあまり馴染みがない組み合わせですが、本当にマッチしていて美味しいです。
是非、セルビアに行かれた際はBurekを朝食で食べてみて下さい。ハマること間違いないです。